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簿記は独学でも合格できる?3級と2級の違いや勉強のコツを紹介!

更新日:2022/07/25

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簿記は独学でも合格できる?

「簿記は独学でも合格できる」と勉強を始める方は少なくありません。しかし、独学が向いている・向いていないの判断を誤ると、合格というゴールが遠ざかってしまいます。

このページでは、簿記3級・2級を独学で目指す際の勉強方法やメリット・デメリットなどを紹介しています。独学で学習するか講座で学習するか、判断の参考になさってください。

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簿記3級は独学でも合格できる?

独学でも合格は目指せる!

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「独学で簿記検定に合格できるのか」の問いに対して端的に回答します。
結論から申し上げると、「独学で合格しない試験は無い」ということになってしまいます。
司法試験、公認会計士試験、独学での合格者がいない試験は、歴史上存在しないのではないでしょうか。   

ただ、簿記3級の合格率や勉強時間で考えてみると独学での学習は現実的な選択肢には入ってきます。簿記3級の合格率は40%〜50%程度で推移しており、必要な勉強時間は100時間(約3か月)程度という点から、独学で合格を目指す何度も高くはありません。

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簿記2級は独学でも合格できる?

「工業簿記」を攻略できれば独学も可能

簿記2級は、簿記3級を越えてこられた方がお悩みになる論点がございます。
それは、工業簿記です。
それまでとは思考方法が違う内容が課されるのは簿記検定2級の特徴です。
簿記3級までの学習内容は商業簿記、簿記2級は商業簿記と工業簿記になります。
「3級を持っているけど2級は落ちた」あるいは「3級から2級にステップアップしようとしたところで諦めた」という方はいらっしゃらないでしょうか。
多くの場合、工業簿記という配点の約40%を占める論点への対策が不十分だったと考えられます。

工業簿記で苦戦する理由

ではなぜ工業簿記で苦しむ方が多いのでしょうか。
結論としては、「独学で教科書を読んでも、どんな会計処理をしているのかわからない」ということにつきます。
商品売買を中心とする簿記3級であれば、日常的な生活からもイメージしやすいものが多くあり、そこから処理の目的や会計処理の違いなども頭の中で引っ張り出せることもあります。
例えば、「売上や仕入」「利息の受け取りや家賃の支払い」と言われ、まったくイメージがわかないという方はいらっしゃいますか?
このサイトをご覧になっている社会人の方からは「そんなバカなことを聞かないでください」と言われるでしょう。

しかし、簿記2級で登場する工業簿記は「工場でのモノづくりに関する会計処理」です。
製造業関係者以外の方からは「教科書を読んでも具体的な事例が全く頭に浮かばない」という声をお聞きすることがございます。
せっかく計算技術、簿記の学習リズムを簿記3級で身につけられた方が、イメージがわかないという理由だけで、学習の手を止めてしまうのは非常にもったいないことです。

工場経理になじみがなく、「仕掛品」「標準原価計算」「仕損」などと言われても、すぐには言葉の定義やイメージがわかないようであれば、なんらかのサポートを受けられる環境づくりをされた方がよいかもしれません。
ここまでお読みいただいて「工業簿記って難しそう」と思われた方もご安心ください。
大半の受験生は工業簿記というものに、簿記2級の学習の開始とともに生まれて初めて触れます。
したがって、スタートラインは横一線です。
忙しい会社員や主婦の方でもハンデキャップはゼロに近いので、抵抗感を払しょくしながら学習を進められる環境を整えましょう。

以下のページで、「工業簿記とはどのようなものか」、「簿記2級の工業簿記が難しいと感じる理由」について詳しく説明しています!


>> 『工業簿記って何?わかりやすく解説します』

>> 『簿記2級の工業簿記が難しいと感じるのはなぜか?』


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簿記3級・2級の合格に必要な勉強時間は?

3級は100時間、3か月程度が目安

合格までに必要な勉強時間には個人差がありますが、簿記3級の場合、目安としては100時間です。
これは、毎日2時間程度の勉強時間を確保したとして簿記3級では2〜4か月程にあたります。

簿記3級の場合、初めての簿記の学習になる方、経理とは異なる部署の方も多いかと思います。独学で学習を進める場合は、試験日までじっくりと学習に取り組めるよう、余裕をもって学習を開始しましょう。一方、試験日や合格が必要な時期までの猶予期間が短い方は、効率重視で簿記講座の受講も検討してみてください。

2級は200時間、半年程度が目安

簿記3級をきちんと学習して簿記2級を学習される方などは多少、時間短縮をできる可能性があります。それでも、200時間程度(期間にして半年程度)は学習期間を見積もっておいた方が良いでしょう。

そもそも、「受験簿記において学習時間の短縮とはなんぞや?」という問いに一言で答えますと「本試験で70点以上取れるような受験勉強を終えるのに必要な時間」です。
そのために一番大事なのは、過去問を解くために必要な技術を習得すること、および予想問や模試で未知の問題に出会っても対応する能力を身に着けることであると言えます。
それらの能力を確保するためにテキストや講義や入門問題集があるわけです。
ですから具体的な戦略としては、まずはどのようにすれば最短で過去問に着手することができるかということを目標にされると効率的です。
そこから逆算して、使用するテキストや簿記講座をどのように活用するか、等を検討されるとよいでしょう。


以下のページで、「簿記3級にオススメのテキスト・参考書」や「簿記3級の過去問の活用方法」、「簿記2級の過去問の活用方法」などについて詳しく説明しています!

>> 『簿記3級にオススメのテキスト・参考書は?』

>> 『簿記3級 過去問の活用方法』

>> 『簿記2級の過去問の活用方法』

簿記を独学で学習するメリット

費用を安く抑えられる

簿記2級、簿記3級を独学で学ぶ最大のメリットは、学習費用を安く抑えられるという点です。
簿記の講座は通信・通学など様々なものがありますが、安くても3万円ほどはかかってしまいます。しかし独学であれば、テキスト、過去問、予想問題集などをそろえる費用さえあれば勉強することができます。

ただし、先ほども記載したように試験日や合格に期限があ場合は、独学で進めるか講座を受講するか、慎重に検討してください。「節約のために独学で勉強したら試験勉強が間に合わなかった」となってしまっては、本末転倒です。

自分のペースで学習できる

また、勉強スケジュールも自分のライフスタイルに合わせて組むことができます。 スクールなどに通うと、どうしてもその時間を空けなくてはなりません。しかし、独学であれば忙しいときは10分だけ、時間に余裕があるときは2時間など、自分の好きな時に好きなだけ勉強を進めることができます。

簿記を独学で学習するデメリット

学習効率が落ちる

簿記の試験範囲には、テキストを読んだだけでは理解しずらい内容も多々含まれています。独学ではそういったわかりづらい問題をすぐに誰かに聞いたりすることができないため、学習効率が悪いというデメリットがあります。

モチベーションのキープが難しい

また、3級のみでも4ヵ月、2級は6ヵ月ほどの学習期間が必要となりますので、一人ではモチベーションを保つのが難しいという点にも独学のデメリットがあります。
わからない問題につまづいて解決できないままモチベーションを失っていくというパターンはよく見受けられます。
そんな方にはスクールや通信講座での学習をおすすめします。

誤りに気付けないことも

独学の大きなデメリットは、誤った理解や学習方針に気付きにくいことです。用語や解き方の理解を間違えていても、それに気付ける機会や間違いを指摘してくれる存在が少なないため、そのまま気付けず本番を迎えてしまうことがあります。

独学に向いている人と向かない人

独学に向いている人

独学に向いているのは、「とにかく安く簿記の資格を取りたい人」「学習計画を立てて勉強を続けられる人」です。

独学でかかる費用はテキスト代が中心ですので、3冊買っても5000円〜6000円程度に収まるかと思います。講座を受講すると数万円かかりますので、簿記の資格取得にかかる総費用で考えれば講座を受講するよりも安くなる傾向にあります。

また、独学は読んで字のごとく「独り」で学習を進めます。学生の頃にテスト勉強や受験勉強の戦略を立てて、それに沿って試験(受験)勉強を進めるのが得意だった方には独学が向いています。

独学に向かない人

一人で学習の計画から合格までの道のりを達成するのは難しい人や、分からないことは納得いくまで講師に質問したい人は独学よりも簿記講座を受講する方が合格というゴールに辿り着きやすくなります。

関連記事講師に質問して学習効率を上げよう

費用は掛かりますが、講座の受講料は3〜5万円程度の価格帯が多く、通信講座の最安値で1万円を切る講座もあります。簿記の資格を使って就職や昇格を勝ち取れば受講料のコストは1ヵ月〜数か月程度で回収できる人が多いと思います。テキスト代数千円の独学よりは費用が掛かりますが、合格までの所要期間を含めたコスパ重視であれば講座をご検討ください。資料(パンフレット)の請求は無料です。

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以下のページでは、簿記2級や簿記3級の通学・通信講座を紹介していますので、参考にしていただければと思います!

>> 『簿記の通学スクールを比較!現役講師が解説します。』

>> 『簿記の通信講座を比較!現役講師が解説します。』


独学で合格する勉強方法

独学で合格するには「受験の技術」が必要

問題になるのは「独学で合格率が下がるのか」ということでしょう。
各種資格試験・検定試験に独学で合格された方を拝見していると、学校での学習経験者および幼少期からの受験経験等に自信のある方を多くお見受けします。
そもそも優秀な方が多いので比較的短期合格ですし、鮮やかに見えます。

しかし、それが多くの受験生にとって参考にならないことは薄々お気づきのことではないでしょうか。結論を申しますと、独学には、市販の参考書・問題集・過去問を合計数100ページ〜1000ページ程度を自身のお力のみで消化するという受験技術が大前提です。
全くの初学者の方が資産・負債・資本・収益・費用という概念の導入から合格安全圏にいたるまでに投下する時間を考えると、私としては見ていて少し不安になります。   

アウトプット中心の勉強法がおすすめ!

資格試験に独学で挑戦される方には、最初はとにかくテキストを読み込んで知識を蓄えることに専念する方が多くいらっしゃいます。しかし、簿記の勉強ではテキストは最初1、2回さらっと読んだら、すぐに過去問に取り掛かることをおすすめします。 簿記の試験は実践できるかが問題になってきます。少しでも早くアウトプットに慣れて、試験問題の形式や傾向に慣れることが合格への近道です。 はじめは過去問に挑戦しても間違いだらけでしょう。しかし焦らずに、その都度間違えた部分を解説やテキストで復習して、知識を定着させていきましょう。

仕訳をマスターしよう!

簿記の勉強では仕訳がいかに早く、正確に切れるかが合格のカギになってきます。特に3級の試験では約80点分は仕訳の問題ですので、仕訳でミスをしなければ合格点に届きます。 まずは仕訳の形を暗記していき、どんどん練習問題にチャレンジしてください。

まとめ

「問題の解法をマスターすること」が合格へのカギに!

独学を検討される方は「この本を読めば大丈夫かな?」「この本はどうかな?」と検討されるかと思います。
確かに論点を網羅しているものが最近の出版物にはあり、基礎事項の説明には感心させられることもあります。
特に、入門書は比較的わかりやすく書いているものも多く、読書習慣のある方にとっては学習の導入にはマンガや平易な書籍がよい場合もあります。

ただし、注意して頂きたいのは受験生としての目標は簿記の仕組みを理解する事ではなく、「受験当日に合格点をとること」です。
そのために圧倒的に重要なのは問題の解法をマスターすることです。
いくらやさしく丁寧に手形の仕組みについて説明があっても、試験当日は手形について理論的な説明は求められません。
極論、例えば受取手形について見たこともなく、理屈は何も知らなくても受験上は「受取手形/売上」という仕訳が切れればよいだけのことの方が多いわけです。

結論を申し上げますと、独学で間違えがち、陥りがちなのは「方向性や戦略がぶれる」ということなので、そこにはお気をつけ頂きたいと思います。


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