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【2022年版】簿記2級の試験範囲の変更点は?

更新日:2022/09/22

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出題範囲の変更について、もっとも大きな影響を受けると言われている簿記2級から見ていきましょう。

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2022年度試験から適用の改定あり!

「収益認識基準」の適用を開始

2022年4月より、簿記検定にも「収益認識に関する会計基準(収益認識基準)」が適用されています。

この基準は2021年4月より国内の会計基準に適用されていましたが、簿記検定では2021年4月から2022年3月までは出題しない配慮がなされていました。

収益認識基準の適用期間

収益認識基準には「国際的な会計基準に対応」「売上計上のタイミングの基準を統一」という目的があります。したがって、簿記検定でも問題文の言い回しなどに変化が予想されます。

簿記検定への影響についての詳細は、日本商工会議所公式の資料に記載されています。

参考:企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」等の適用にともなう商工会議所簿記検定試験出題区分表などの改定について【確定版】

平成28年度の改定


簿記2級試験では、すでに、平成28年度から変更が加えられています。
この変更については2016年度(平成28年度)に受験を経験された方はご存知かと存じます。
合格率が40%を超えることは無くなり、全体的に、受験生に簿記2級学習の負担が増した1年と言えるでしょう。

久しぶりに学習を再開する方、あるいは簿記2級の学習が初めての方は、すでに加えられている変更にもご注意ください。「合格まであと少しだったから、問題集だけ直前に見ておけばなんとかなるかな」と考えていると足元をすくわれるかもしれません。

以下に変更の概要を説明いたします。
あくまで概要ですので、その他にも変更事項がありますこと、ご承知おきください。

有価証券

簿記3級では、株式や社債はすべて「有価証券」という勘定科目で処理すればよかったですね。しかし、6月以降の簿記2級では、もう少し細かく勘定科目を判断する必要に迫られます。

子会社株式・関連会社株式、その他有価証券という勘定科目が登場!簿記3級からの勘定科目の移動も含め、株式と債券に関する学習をまとめて学習する必要があります。

クレジット売掛金

いわゆるクレジット会社を経由した販売です。あなたも消費者としてよく利用されるのではないでしょうか。

電子記録債権

簿記1級範囲からの移動です。手形と違い、データで管理するので、紛失リスクがない優れた債権管理方法、というふれこみ。

販売ごとに売上原価に振り替える方法

期末の決算整理まで売上原価がわからないのが簿記3級でした。これで、売上が上がるごとに売上原価を把握できます。

ソフトウェア

簿記1級範囲からの移動です。会社の部署全体で使うようなパソコンソフトは値段も高く長く使うので、結論、毎年償却します。

役務収益・役務費用

サービス業での会計処理です。長期間のエステや脱毛などはどのタイミングで収益を認識するのでしょう?途中で退会することもありますよね。

貸倒引当金の個別評価

簿記3級では債権を全てまとめて掛け算をしましたが、実際問題、返してくれない可能性って相手によって違うと思いませんか?だとしたら引当金の設定率も違うはず!

平成29年度の改定

圧縮記帳

簿記1級範囲から一部移動してきました。補助金をもらって買った固定資産の会計処理方法です。

リース取引の処理

借り手として、です。あなたの会社も○○リースから社有車やコピー機を借りているかもしれません。車両や備品じゃないの? はい。固定資産としてだけとらえると混乱します。

外貨建債権債務

ドルやユーロで海外に商品を売ったら……? そうです。為替の影響を受けます。

連結会計

親会社・子会社も含めグループ全体で会計処理をする方法です。親会社勤務者のみならず、子会社勤務の方にも有益な知識と言えるでしょう

範囲の変更にどのように対応すれば合格できるのか?


簿記3級まで取得されている方を想定してお話しします。
「商業簿記は簿記3級でもやったからなんとかなるかな」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
また過去に簿記2級を取得された方に聞くと「簿記2級で大変になるのは工業簿記だよ」とアドバイスされるかもしれません。
確かに、新しく学ぶ工業簿記が簿記2級受験の大きなハードルになるのは引き続き間違いはありませんが、試験範囲の改定で状況は少し変わりつつあります。

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簿記2級に関して、工業簿記は出題内容が安定しています。
そのため、得点源として貴重になります。すでに簿記2級の学習の経験のある方は、新論点に惑わされて工業簿記までおろそかにしてしまうということの無いようにしましょう。

問題は「配点の60%を占める商業簿記をどうするのか」です。

リース会計や圧縮記帳など、従来は簿記1級の範囲であった内容から一部が簿記2級に加えられています。きちんとしくみの理解をしておきたい論点です。

また、変更論点の出題傾向が落ち着くまでは「新しい論点はどの程度、力を入れればいいのか」「どこまで深く突っ込めばいいのか」との悩みを抱えられる方も多いことでしょう。
結論「多くの受験生がやっているものだけやる」といえます。
新しい論点が目につきますが、それはあくまで追加されただけであって、「そこから重点的に出る」というものではありません。したがって、引き続き、バランスよく学習することが合格への近道です。 ちなみに、2020年7月現在でいうと、例えば連結会計なども第2問や第3問で定期的に出題されるようになってきています。

まとめ


独学で進めたい場合、「過去に出題がない問題をどうするのか」が気になるところですが、しばらくは過去問プラス、予想問題も取り入れていくと、新論点への不安無く、試験会場へ向かえることでしょう。
ただし、独学で進めることを検討されている方は情報(学習内容)の取捨選択をきちんとやることを常に心がけてください。

「どこまでやるべきか、範囲の変更箇所に他の受験生がどのような対策をしているのか不安」
「試験範囲の情報集めに時間を使いたくない」

というあなたには、スクールや通信の利用をオススメします。新論点をバランスよく学習できるように教材や授業に配分してくれていますし、他の受験生がどの程度対策をしているのかも、自然とつかめるでしょう。

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