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日商簿記検定の内容とスケジュール

更新日:2023/03/13

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試験について

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日商簿記検定は1級〜4級までの級があり、それぞれの級で、要求される学習内容が異なります。
各級の特徴を端的にまとめますと下記の通りです。

1級:商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の知識が必要。
単なる計算にとどまらず、計算背景となる基準の理解も求められる。
合格すると、税理士試験の受験資格が得られます。
合格率は各回10%前後で、学習経験者でもたやすくはありません。
700時間〜1000時間程度の学習時間を確保することが求められます。

2級:商業簿記、工業簿記の理解。
簿記2級では工業簿記という仕組みを新たに学習します。
工場で必要になる会計処理というイメージですので、製造業に関わっておられる方以外にはなじみのない言葉がたくさん出てきます。
3級の知識はすでにある(合格している)、あるいは、2級からスタートする方は3級の知識も同時に習得するということが前提です。
合格率は10%〜30%程度です。
昨今、合格率自体は低下傾向にあり、2016年度からの出題範囲の改定等の影響を強く受けると言われております。
順次変更される予定ですので、簿記2級の受験を検討されておられる方は、情報の収集も怠らないように、必ずご注意ください。
心配な方は各通信講座、予備校等の利用を検討されるのもよいでしょう。

3級:商業簿記の知識。
小規模な企業での取引を想定。
日商簿記の受験を始めて検討される方に私がお勧めするのが3級です。
各通信講座、予備校等でも、基本的には受講生が初学者であることを想定して、最も噛み砕いた説明がされています。
市販の参考書等も含め教材が充実しており、学習を始めやすい環境が整っています。
過去、合格率が50%を超える試験でしたが、30%を下回る回も出てきました。
その点注意が必要です。

4級:入門レベル。
対策している教材、予備校等も少なく、社会人の方の受験者はあまりいらっしゃらないイメージです。

一般的には3級からスタートする方が多くいらっしゃいます。
このサイトをご覧になっていらっしゃる社会人の方にも、3級ないしは2級からの学習開始をお勧めいたします。
細かな内容につきましては, その他の勉強法についての記事でもご説明差し上げておりますのでご参照ください。

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試験日と場所

例年、2月・6月・11月の3回実施されます。
2月には1級の試験がないのも特徴です。

試験会場は商工会議所、大学、専門学校等、各商工会議所が選定します。
注意すべきなのは、前回試験会場になっていた会場が、必ずしも今回も試験会場として設けられるわけではないということです。
また、新しく受験できるようになる会場もあります。
あわてないようにしましょう。 また、試験日と試験時間の設定上、同時受験が可能な級があります。
意欲のある方ですと、簿記3級と簿記2級を同時に受験される方もいらっしゃいます。
どうしても短期間で結果を残したいとお考えの方は検討されてみてはいかがでしょうか。
(詳細につきましては商工会議所のホームページ等でご確認ください。)

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受験申込・手続き

申し込み方法は、インターネットでの申込み・団体受験等のパターンがあります。
受験を希望する商工会議所によって申し込み方法、受付期間が異なりますので注意が必要です。
また申し込み方法によって、本試験の受験会場が指定されるケースがあります。
申し込み受付期間は試験当日の2か月前〜1か月前であることが多いので、受験を検討される方は本試験の2か月前には必ず商工会議所のホームページ等で確認するようにしましょう。

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対策など

参考書、講義、模試など、簿記の合格に向けたコンテンツは非常に充実しています。
それだけに教材の不足で悩むことがない反面、どのようなものが自分に合っているのかということで悩む方が多くいらっしゃいます。
書店に行かれた際、簿記の棚だけで膨大な量の書籍が並んでいることに驚かされた方はいらっしゃらないでしょうか。

学習の方向性の結論を申し上げます。
まずは「過去問を解けること」これを目標にされると効率的です。
すると、どのように勉強すれば最短で過去問がスラスラ解けるようになるのか、ということになります。
この時、教材の決定にあれこれ迷う時間が一番もったいないことです。
したがって、信頼でき、なおかつ合格に向けて過不足のない教材を決めて、それを何度も繰り返す、これにつきます。

市販の書籍で理解できる方はそれでもよいでしょう。
書籍選びも学習の楽しみのうちという方もいらっしゃいます。
また、最近は格安の動画等もあります。
コストを安く抑えるという目的は達成できるでしょう。

自分であれこれ調べて管理していくのが手間だという方は、模試や直前対策まで含んだ教材が便利です。
特に、簿記というものに初めて触れられる方は、初学者向けの講座をパックで利用するのがシンプルで無駄がないかと存じます。
直前までの試験情報提供、またテクニック等の指導もあるので、使いこなせばとても便利です。
3級及び2級は初めて勉強する方を想定して作られているものが多くあるので、不都合を感じることは少ないでしょう。

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