初心者から簿記に受かる勉強法 初心者から簿記に受かる勉強法 講師について

簿記Q&A

簿記3級を持っていれば経理の求人に応募できますか?

更新日:2017/03/22

  • facebook

未経験でも、簿記3級を持っていたら応募すべし

イメージ

経理、あるいはその他事務に転職・再就職を希望される方とお話をすると、どのように求人票を見たらよいのかわからないという声をお聞きします。「経理・求人」で検索をかけると、これまたものすごい数の求人がヒットします。最低賃金スレスレから年収1500万円まで、求めているものとは違う情報も多く、飽き飽きしたことのあるかたもいらっしゃるでしょう。
そこで、書かれた求人内容を元に、実際に要求されているスキル、簿記検定ならどの程度のものなのか、どのように簿記検定の学習を役立てればよいのか等を探っていきたいと思います。残念ながら求人を出した企業の真意を知るすべはありません。ただ、求人票から必要になる簿記の学習レベルを推し量ることは十分可能です。経理や、事務への転職・主婦の方で再就職等を希望されておられる方は是非参考になさってください。学習の指針が見えてくることかと存じます。 なお、求人は実際のものを元に、わかりやすいよう加工してモデル化してします。重要な要件には変更は加えていませんが、著作権に配慮し、内容は大幅に変更しています。ご了承ください。
また、人材会社ではなく、あくまで簿記講師・元経理担当としての視点で業務に関する簿記の難度を推定していきます。簿記受験の際の目安にしてください。

【例】求人案件:経理の基礎担当者を求めている場合(正社員)

募集ポジション:経理事務
業務内容:売掛管理、仕訳等の経理業務。
特に、売上、経費管理、電話・来客応対、各種伝票作成、データ入力などの事務業務。
応募要件:
・基本的なPC操作(Word/Excel)ができる方
・簿記3級以上お持ちであれば尚可
・会計ソフトを扱った経験1年

【ポイント1】簿記3級を持っていれば怖くない

ポジションが経理事務ですのであくまで「経理や簿記の素養はあるとよいが、さほど高度なものではない」はずです。結論を申せば、もし私がこの求人に魅かれたら仮に未経験でも簿記3級を持っていたら応募します。
とは言え、未経験の方ですと、業務内容のイメージがしづらいかもしれません。実は、簿記3級を学んでいればさほど苦労はしないことがわかります。
売掛管理というのは簿記でいう売掛金に関するものです。「売掛金とはなんぞや」といった本質的な知識は不要です。ソフトを使った単純な入力からでしょう。売掛金が発生したときに資産としての債権が発生し、回収時には資産の減少としての貸方へ売掛金の仕訳が発生するというイメージがあれば大丈夫です。
さらに、売掛金が取引先ごとに発生する事は、簿記3級の得意先元帳の論点を理解しておけばイメージも実態もばっちりです。売掛金の回収時に主に当座預金に入金されることは商品売買の仕訳の最初にやることなので、簿記3級学習開始後、3週間で理解することです。
もし、当座預金と普通預金はどのように違うのかと思われる方がいらっしゃっても大丈夫です。一般的な講義では「当座預金とはどのようなものか」という説明もあります。基礎的な用語についてはイメージ作りができるようなわかりやすい説明があるのも、簿記3級の講義の特徴です。私自身、受験簿記をしっかり学習したおかげで、実務に行って困ることは、ほとんどありませんでした。この求人内容ですと、簿記3級取得者に入社時の知識で不備はないことが強く推定されます。
ある程度業務経験を積むと、入金時期の管理がひょっとしたら必要になるかもしれませんが、その時はキャッシュフローの考え方を少し押さえておくことになります。売上債権の管理を得意にしておきたいなら、簿記1級の試験範囲ではありますが、キャッシュフローまで学んでおくとよいかもしれません。
経費管理、というキーワードについてですが、簿記3級レベルの費用収益のイメージができていればよいでしょう。簿記2級、簿記1級と費用収益項目に新しい勘定科目が追加されますが、何よりも大事なのは、どのようなものが費用でどのようなものが収益なのかをきちんと理解しておくことだと考えます。マニアックな勘定科目の処理は入社当初は出てこないでしょうし、そういうものは後で調べながらでも仕事はできます。そういう意味でこのような求人では簿記3級の内容をしっかり身に着けておくことが大きなプラスになると考えます。

【ポイント2】簿記3級を持っていないとシビアになるかもしれない

経理事務担当者は、仕訳については、伝票を見てすぐにソフトに落とし込めるスキルや、勘定科目のイメージが必要です。借方貸方・費用収益といった基礎的な用語と仕訳の知識がないと業務スピードの面でおそらくついていけないでしょう。イレギュラーな科目については先輩に聞くことは自然ですが、通常取引で仕訳の基礎知識についてちょくちょく質問され「家で勉強してないのかな」と思われてもいたしかたがないかもしれません。
経費精算、売上管理と商取引の多いことが推察される会社です。取引先との酒席を伴った食事代の勘定科目は例えば何か、営業の使ったタクシー代はどうするか。ある程度、勘定科目の全体像が見えていることがスムーズに業務に入るための近道かと考えます。とは言え、商取引メインですので、簿記2級までは必要ありません。まずは3級で問題のないレベルです。
会計ソフトを使ったことがなくても、簿記の知識があり、エクセル等のオフィスソフトを触ったことがあれば、特に難しくは無いはずです。

>> 簿記スクールの資料請求

簿記の講座選びならBrushUP学び簿記の講座選びならBrushUP学び

簿記のスクール、予備校、通信講座を検討するなら「BrushUP学び」の利用をおすすめします。簿記検定対策講座の費用と期間を級別に解説していてわかりやすいです。通信講座を中心に、全国の大手の学校から地域のスクールまで一括で資料請求ができるので、独学でやるか、受講するかで迷っている方にも便利です。

簿記の資料請求はこちらから