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簿記に使用する算数・数学はどういうレベルなのか?

更新日:2017/08/08

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簿記検定の受験については基本的に和差積商(+−×÷)ができれば問題ありません。
それでも、簿記を学ぶにあたって、算数や数学は苦手だったという不安を抱えられる方もたくさんいらっしゃいます。
簿記に使う算数のレベルを知り、不安を解消しましょう。

一方で、数学が好きな方は「簿記は暗記するだけの社会科」というイメージを崩すきっかけにしていただければと考えています。

おおむね、簿記3級までは小学校の算数、簿記2級で中学数学、簿記1級で高校数学が出てくるとお考えください。

具体的に、どんな計算があるのでしょうか。
学校の授業で言うとどこで習ったものなのか。今回はそういった点を中心に見ていきます。

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簿記3級で使う算数の知識例


☆分数の掛け算

「バカにしないでください」という声が聞こえてきそうです。

ただ、講師として指導していてスムーズに理解できない受講生を見るのもまた事実ですので、念のためフォローさせてください。

問:12か月だと6,000円かかります。では5か月分は?

解:6000×5/12=2500円

簿記の学習では分数をメモ帳で約分する手順は、やりません。

全て電卓で処理します。すると数式は

6,000×5÷12=2,500円

となりますね。
1/12をかけるということが12で割ることと同義であることを忘れている方もいらっしゃいます。

簿記3級の学習論点である「費用収益の見越し繰延べ」等からスタートし、どこまでもおつきあいする計算の知識です。

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簿記2級で使う数学の知識例


☆損益算

中学受験で小学校の時に触れたという方もいらっしゃるでしょう。
あるいは「就職試験のSPIで苦労したよ」という方。
社会人として生きていく以上、この計算と縁を切ることはできないようです。

問:販売価格360円で売っています。
原価に対して20%が利益です。
原価および利益はいくらでしょうか。

解:原価を1とおくと、販売価格の360円は1.2。ここから
原価は?
360÷1.2=300円
利益は?
360÷1.2×0.2=60円


簿記2級の論点の連結会計の論点にこの計算が必要です。

☆一次関数

中学校で習う数学です。

問:何もしなくても家賃が5,000円かかります。
家賃とは別に1個作るのに250円かかります。
今月は15個作りました。
一か月の費用は?

解:5,000+250×15=8,750円
この論点については下のグラフがきちんと理解できれば問題は解けます。
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簿記2級の中の工業簿記。製造間接費の差異分析をする際に一次関数のグラフを書くことになります。

一次関数で学んだ「グラフにおける傾きや切片」といった知識を掘り起こしてください。
実際、もう少し、図は複雑になります。

スクールでは丁寧に説明してくださるので数学であることさえ気づかないかもしれませんが……。

☆一次方程式

問:売上の35%が7,000円になるようにしたい。
いくら売ればよいか?

解:売上をSとおく。
0.35S=7,000
S=7,000÷0.35
   =20,000円


簿記2級工業簿記原価計算の目標利益達成売上高、あるいは損益分岐点の計算に必要になります。

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簿記1級で使う数学の知識例


☆数列

問:毎年10,000円ずつもらえます。
現在、金利は10%
3年間もらえます。
あなたならこの案件で最大いくらまで払えますか?

10,000円×3年=30,000円という計算をしてしまいたくなります。

解:1年後に10,000円もらえるために今、いくらお金があればよいでしょう。
利息が10%なので9,090×1.1=10,000ということから、1年後の10,000円は今の9,090円と同じ価値ということになります。

同様にして計算すると下記の通り。

    1年後 2年後 3年後
価 値 9,090円 8,264円 7,513円


したがって、毎年10,000円3年間もらえる投資の現在のお金に直した時の価値は、
9,090+8,264+7,513=24,867円となります。

減損損失、投資価値の判定などの論点で使用します。

まとめ


学校で習った算数や数学がまた出てくるとは思っていなかった方もいらっしゃるかもしれません。
簿記を極めていこうと思えば算数とのお付き合いは避けて通れません。
とは言え、簿記検定の受験においては、数学算数の得手不得手で合否が決まってしまうようなことはないので安心してください。
スクールでも算数の練習問題をするようなことは無く、講師も算数・数学であることすら気づかせないようなレベルで指導するように日々訓練しています。
簿記検定の主催者も、きっと数学ができなければ簿記の世界に入ってこられないようにはしていないはずです。

むしろポジティブに見れば、「簿記を学べば、世の中で必要とされている数字に関する知識の学び直しをできる」と言ってよいでしょう。
なんの役に立つのかわからなかった数学も、社会で生き生きと活躍している姿が簿記学習を通じて心から実感できます。

一方、数学が好きな方にとってみたら、チャンスとは考えられないでしょうか。
会計のトレンドとして、暗記したものを手順通りやって終わりということも減ってきています。
社内に最新の会計ノウハウを導入するのは、数学の素養があるあなたになるかもしれません。
本稿では文字数の兼ね合いで説明は割愛しましたが、簿記1級まで学ばれれば、惑星の軌道予測に使われた最小二乗法による計算なんかもでてきますよ。

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