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簿記3級の学習スケジュール(4週目から6週目)

更新日:2023/03/13

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前回は、簿記の仕組みをきちんと押さえること、丁寧な学習をベースに、商品売買、現金預金の習得をする3週間についてご説明差し上げました。
学習4週目となると、簿記の基礎は理解できている段階です。
そんな4週目から6週目に取り組むべき手形、有価証券、固定資産、その他の資産負債資本収益費用の学習についてお伝えいたします。   

その前に、3週目までの学習について、いくつかチェックポイントを用意しました。
きちんとできるかどうか、確認して下さい。
あくまでスケジュール管理ですので、おおまかなものです。
細かな指示は、通われているスクールの講師に確認してみてください。

【簿記3級に挑戦するAさん】
年齢:30代
職業:会社員あるいは主婦(確保できる勉強時間1日1時間程度)
簿記学習経験:ゼロあるいは事務処理で少しかかわった程度

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学習1〜3週目までのチェックポイント

仕入諸掛り、売上諸掛りの処理は大丈夫ですか?
→費用計上なのか、金額に含めるのかあいまいなまま進むと後で大変です。
現金過不足が借方に発生するときと貸方に発生するとき、違いが押さえてありますか?
→現金が足りないのか、多いのか、きちんと整理しましょう。

では、ここから4週目〜6週目の学習についてお話します。

★関連記事
[1]スタート〜3週目の学習
[3]7〜9週目の学習

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手形、有価証券について

【手形、有価証券】

さて、この3週間ではまず、手形、有価証券について押さえましょう。
手形も有価証券も試験範囲の改定により負担が減ったポイントなのでパーフェクトな理解を追求したいところです。
以前勉強して手形が嫌だった方、それはおそらく為替手形の仕組みが難しかったからではないでしょうか。
しかし、為替手形は簿記3級の論点からは外されましたので、一般的な約束手形だけきちんと押さえましょう。

チェックポイント

・手形と売掛金ってどう違いますか?
・手形の裏書という指示は大丈夫ですか?   

有価証券もあまり苦手にする方はいらっしゃいません。
この一点だけ確認しておきましょう。
・有価証券の取得価格を決めるときに必要な要素は何ですか?
付随費用を加えるということです。
これを忘れると後の計算も変わってきてしまいます。
決算整理にも影響がでるので、必ず押さえるようにしましょう。

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固定資産について

【固定資産】

さて、固定資産です。
簿記の学習を続けている限り、固定資産から離れることはできません。
会計に関するどんな試験を受けても新しい論点が出てくる、それぐらい重要なポジションです。
なぜでしょう。
皆さんのお持ちの固定資産は?そうですね。持家や車、金額が非常に大きいものです。
金額が大きい=シビアに処理する!=大事!
覚えておきましょう。

チェックポイント1

このチェックポイントは通過する方が多いでしょう。
・固定資産の取得価格に据え付け費用はふくめる?
含めますよ
ここを間違えたら、そのあとの減価償却費の計算まで間違えるという地雷原です。   

・直接法と間接法の違いはなんとなくイメージできる?
→仕訳を切るときに貸方固定資産になるか、貸方減価償却累計額になるかの違いです。
そのちがいは確実に押さえること!   

・そもそも減価償却累計額ってなんだったっけ?   

  

では、どこでひっかかるか。
それはすなわち、固定資産の売却です。

チェックポイント2

・期中に固定資産を売却した場合、減価償却費、原価償却累計額の計算は大丈夫ですか?
→これが試験の得点上重要なポイントになりますので、必ず確認して次の論点にいくようにしてください。   

・期末や、期首の売却なら対応できる方が多いですが、期中に売却した場合でも対応できますか?
→4月が期首、7/1固定資産の売却の場合の仕訳が思い浮かべば大丈夫!

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その他収益費用債権債務について

【その他収益費用債権債務】

4週目〜6週目の時期で、その他の勘定科目で確認したい内容は下記の通りです。
未払金・未収入金、仮払金借受金、預り金、引出金、商品券・他店商品券

チェックポイント

・未払金と買掛金の違いは大丈夫ですか?同様に未収入金と売掛金の違いも確認。
→商品売買に関係するかどうか、
・仮払金・仮受金と現金過不足の違いは?
→帳簿との不一致があるかどうか
・現金過不足の発生時と過不足解消時、決算期までの流れを確実に押さえる。
・預り金ってどんな時に出てくるんでしたっけ?
→所得税、社会保険料などの勘定科目を押さえよう
・商品券、他店商品券はそれぞれ資産負債どちら?
・引出金ってだれがどんなことをした時に出てきますか?
→そして、引出金が期末まで残っていたら決算整理でやるべきことは?   

今回の論点では、商品券、預り金などは問1の仕訳問題で出題されることが多く、有価証券や償却費の計算は決算整理事項を含む精算表や試算表の問題で出題されます
チェックポイントの事項はつぶしたうえで本論点を通過するようにしてください。
簿記は積み重ねが一番大事な試験です
応援しています。


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