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会計の勉強をするなら「簿記」が効率的な訳とは

更新日:2017/03/22

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簿記関連の読みやすい新書が書店にたくさん並んでいます。会計を学ぶにはそれで十分ですよね?

もう10年ほど前になりますが、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という書籍が出たときは新しい流れを感じたものでした。堅苦しくて数字の羅列であることが多い会計関連書籍の中で、いい意味でキャッチーで、簿記学習のすそ野を広げた功績ははかりしれません。最近はマンガであったり、小説仕立てであったり、入門者向けにたくさんの良書が出ています。「どうしても簿記をやらなければならないけど激しい簿記アレルギーがあって困っている」という方には、可能な限り噛み砕いてあり、イラストの多いものを私もおすすめすることもあります。
しかしながら、イラストを多用した入門書の多くが、「あくまで概要をつかむだけのもの」であり、実務に耐えうるようなものではありません。言い換えれば、ページ数の割に情報量が少なすぎます。したがって、もしあなたが、何らかの形で仕事(就職・再就職含む)に簿記の知識を活用したいのであれば、最低限の理論簿記を学ぶ必要があります。 その点、日本商工会議所を中心とする各種団体が主催している簿記検定は、産業界の要請にも答えられるよう、長い時間をかけて学習内容の改善が繰り返され、日本の会計の歴史に携わってきました。シンプルでまとまっており、網羅的です。
書籍選びに時間をかけたにもかかわらず実務に応用が利かない書籍を読んでしまったなどという時間のロスを避け、効率的に会計を学ぶのであれば簿記検定がおすすめです。

【まとめ】
書籍がおすすめできる方→簿記がどんなものか、とりあえず概要をつかみたい方、会計や経理と聞くだけでいやになってしまう方。
書籍がおすすめできない方→経理事務・経理職等に必要。経理の仕事を長く続けられるという経済的なメリットを求めて学習を開始する予定の方。

MBAの会計関連書籍はだめですか?

ダメではありません。むしろ、長所もあります。
最近はビジネス街の書店などに入ると、「MBAで学ぶ会計」といったような書籍が並んでいるのをご覧になった事はありませんか。長所としては、会計のトレンドとなるような計算手法や考え方がシンプルにまとまっているということです。貸借対照表や損益計算書に基づいた財務分析や、キャッシュフローの考え方など、ポイントを押さえてあるものも多くあります。また、実社会に基づいた事例を挙げながら説明していることが多く、無味乾燥だと眠くなってしまうという方でもMBAの会計書籍なら楽しめるという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、こちらもまた、これだけでは経理職としての本格的な使用には耐えられないものだと言わざるをえません。実務に会計を使用される方の多くは、MBA書籍では足りず、追加で会計の書籍を購入されていることでしょう。これは、MBA関連の書籍が劣っているというのではなく、そもそも、あくまで、MBAという経営者養成プログラムの一環なので、会計にだけ時間を割いているわけにはいかないというのが背景にあります。それはその通りです。マネジメントには、経理以外にも、人事、戦略、組織、学ぶべきことがたくさんあります。したがって、経営者向け教養パッケージの一環として割り切った位置付けでの会計学習であれば、お勧めできます。
しかしながら、実際に実務で会計の数字に触れていきたいという方がそこで満足されているようだと少し物足りない印象を受けます。例えば貸倒引当金の設定方法や、減価償却の概念、商品仕入れの処理方法など簿記3級で扱うレベルの具体的計算方法を学べないと思っていただいて構いません。
逆に、簿記検定の知識を一通り学んでからだと、MBA関連書籍での具体的な事例検討がとても面白く感じられますよ。私も受験簿記の学習が先なのですが、その知識を自分の頭で使いこなす楽しみはMBA関連書籍で最初に味わいました。

【まとめ】
MBA書籍をおすすめできる方→経営層、あるいは経理部以外の部署の方で、会議等で提出される資料の概要だけつかめばよい方。具体的には貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書に記載される内容のうち、大きな項目だけ理解しておけば支障のない方。
MBA書籍をおすすめできない方→経理事務・経理職等で具体的個別的な数字を扱う方。40代以下の方で、今後、人事異動や転職・再就職の可能性をお持ちの方。

最後に〜簿記を簿記検定で学んだ仲間たちが経理をやっている〜

簿記検定を通じて簿記を学ぶメリットとして私が最も強く感じるのは、日本国内で会計・経理の最先端にいる方・すでに長く経理を担当されている先輩方たちの多くが、なにがしかの形で受験簿記を経験したうえで仕事をしているということです。
どういうことでしょうか。実は簿記の説明、経理の現場では、人に説明する際、あるいは他人から説明を受ける際、「教科書的にはここに書いてあることを説明しています」という暗黙の前提があり、そのおかげでやり取りがスムーズになるという経験を多くします。
もちろん、理論簿記が網羅的に整理してあるものを読めば同じ前提をベースに会話をすることは可能なのですが、簿記の学習において一通りの説明をわかりやすく説明するためのコンテンツが整っているのは簿記検定が最上級だと考えます。学習者志向で教材の研さんが続けられているのだから、会計を学ぶにあたってこれらを活かさないという話は無いのではないでしょうか。

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